徳島県鳴門市里浦町里浦字花面十八番地。私達の会社の住所です。花面という名が地名になってしまうほどの長い歴史の中に、鳴門わかめと、日本人の食生活の変遷を見てきました。
旧来、鳴門のわかは、水揚げされた生わかめを岩や簀の子の上で日干しした乾わかめだけでした。これは変色しやすく長期保存ができないものでしたが、弘化2年(1845年)に「灰干しわかめ」が開発され、流通しやすくなり販売量も増加。その後、明治29年には、鳴門のわかめだけでは需要がまかなえず、鳴門の業者は三陸海岸へ原藻を求めて出かけて行きました。そして大正を経て昭和40年頃までは全国の8割近くまで鳴門の業者が仕切っていたということです。
しかし、1965年、養殖わかめの出現。三陸産は独自の販路を築き、鳴門産は・・・。かつての名声ゆえ販売努力を怠っていたことも否めません。その品質の良さをアピールすることもしませんでした。その優位性は失われつつありました。
そして平成の世。時代は健康ブーム・・・にわかにわかめの効能が注目され始めました。わかめを日本の食生活に取り込ませた、かつての鳴門わかめの勢いを知る我々に与えられた使命は・・・
産地・製法を超えた【わかめの力】を皆様に知っていただく努力、日本の食文化の合理性に驚き、自然に対して敬虔に、良いものの情報を正しく伝える工夫・・・
これからも、いつまでも
■手選り作業風景
■明快なパッケージデザイン戦略
バイオ技術を駆使し厳選した良質の苗を、ミネラルを豊富に含んだ海砂で育てます。
「鳴門金時」は高い農業技術の産物です。
紅色の皮はごく薄く、黄色の肉はさらりとした格別の甘さ。
煮物、蒸し物、天ぷら、焼きイモ・・・どんな調理にも、その魅力は色褪せません。
栄養成分表示(100gあたり) | |||
エネルギー | 134kcal | 食塩相当量 | 0g |
たんぱく質 | 1.2g | カリウム | 480mg |
脂質 | 0.2g | ビタミンC | 29mg |
炭水化物 | 31.9g | 食物繊維総量 | 2.2g |
日本食品標準成分表2015年版(7訂) |
新聞紙に包んで乾燥を防ぎ、台所のスミや冷暗所にて保存して下さい。貯蔵の温度は13℃、湿度は85から90%がベストです。温度が低くなりすぎると腐りやすくなりますので、必ず常温で保存します。冷蔵庫には決して入れないように注意して下さい。外で保存する場合もまた、冬季は戸外に置かないよう注意して下さい。生えていた時と同じ状態がもっとも長持ちするので、土つきのものを求め、丸ごと保存しましょう。